韓流 恋に恋して恋されて shito視点 其の1
ここに一組のカップルがいる。
男の名前は生梅、女の名前はスー(仮名)
生梅はごく普通の日本の高校3年生。スーはごく普通の韓国の高校2年生
これは本当の話・・・。
それは突然の告白だったようだ。
私(shito)はそう聞いている。
あまりの唐突さに私も最初は半信半疑だった。
まずは彼らの出会いから話さなければならないだろう。
私達の学校は韓国のS高校と姉妹提携を結んでおり、毎年の文化祭に合わせて両校数人を数日交換留学させている。
彼(生梅)もまたこの留学に加わっていた。
彼は非常に調子者だ。芸人のそれにあたるほどに。
日本の文化祭が終わり彼は韓国へ旅立った。
彼のことだ。向こうでも調子に乗っていた元気だったことだろう。
なにはともあれ彼は旅立った。
そして、彼と共に行った友人のホームステイ先がスーの家だった。
二人の出会いはごく自然。
このとき彼はこうなるなんて思いもしなかっただろう。
1週間の後、彼は日本へと帰ってきた。
その日の朝はよく覚えている。
彼の第一声はこうだ。
「な、見てみ?これ韓国で女の子に貰ったんや」
彼が財布の中をチラリと見せる。
コンドームだった
コイツ、韓国で×××なことしてやがったのか!?
「すげーやろ?このビタミンC」
え?
よく見ると小さくvitaminCって書いてある。分かってて言ったなコノヤロウ。
自慢げにそれを見せる彼は遠くに行ってしまったようだった。
そのときは輝いて見えた。韓国でいい経験をしてきたのは間違いないようだった。
それから数日が過ぎたある日の昼食時過ぎ。
休み時間も残り少なくなりみんなが各々の教室に戻りだした。
教室にいた私のもとに彼がやってきた。彼の顔が少しニヤけていたのを覚えている。
「告白された。」
唐突すぎやしませんか?
いきなり言われてもわからない。事情を聞いてみると
彼はいつも通り生徒会室で昼食をとっていたようだ。
そこに突然の国際電話。
でてみるとスーで突然告白された、という。
唐突すぎやしませんか?
その場で答えを求められた彼は咄嗟に
「YES!YES!サランヘヨー!(愛してるの意)」
と、応えたらしい。
待ちたまえ!
いやいや、もう少し考えようよ。
彼が言うには日本と韓国の友好関係を気にしたらしい。
なんて日本の将来を考えているんだ!って、バカ!
「Sorry」って言えばいいじゃん!
「いや、YES or NO!って言われたから・・」
そうかそれならしょうがないって、バカ!
しょうがなくねーべ!?重要だべ!?
だが、実際言われた私も彼もこれは軽い韓流ジョークだと思っていた。
単なるギャグなのだと。
それが甘かった。
次の日。
昼食の時間となり、各々が好きなところへ散っていく。
彼もまた生徒会室へと去っていった。
そして休み時間が残り少なくなった頃、いつものように友達と談笑していた私の元に彼がやってきた。
「なんかマジっぽい・・。」
うわぁ・・・・・
どうやら、今日も電話がかかってきたらしい。
「アイシテル、アイシテルって言われた・・・。」
はい、相手本気確定
「メールも早く返せ早く返せって催促がくるんだけど・・。」(彼はパソコンでメール交換している)
やったな☆これで君も国際派!ヒャッホウ!
「ミスった・・。」
このときばかりは彼が小さくて見えなくなるほど遠くに行ったと感じさせられたものだった。
「人生変わらん?」
丁重にお断りする。そんなネタまみれの人生なんて願い下げだ。
彼の不安は今も続いている。
To be continued...?
-Written by.shito-
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